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蒔かぬ種は生えぬ

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蒔かぬ種は生えぬ

2021年、あけましておめでとうございます。デザイナーの北林です。

私の暮らす南信州は、長野県内でも比較的雪は少ない方ですが
年越しあたりから雪が降り始め、元朝にはうっすら積もっていました。
3歳になる娘も朝から大喜びで
年始早々親子三人で、庭で雪合戦をしました^^

何年ぶりだろう、雪でこんなに遊ぶなんて…
年始早々に、家族の楽しい時間を過ごしました。

そして元旦は毎年恒例の、菩提寺へ家族で初参り。
ご住職さまから有難い新年のお話をいただきました。

前置きが長くなりましたが、今日はそのお話をシェアしますね。

お話ではお正月の遊びにふれ、「かるた」の話題に。

かるたには「江戸いろは」と京都の「上方いろは」の2種類があるそうです。
この両カルタから日本のことわざに沢山ふれることができるのですが
この日のお話でご住職様は、上方かるたの「ま」を取り上げられ、話されました。

「ま」・・・蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)

意味を説明すると
「原因がないのに結果が生じることはないというたとえ。
また、努力もせずに良い結果を期待することなど無駄だという教え。」
ということです。

原因と結果は、必ずつながっている。因果応報。
因果の道理は、仏教の根幹となっていますね。

思い返してみると、私たちの人生って
この原因と結果の繰り返しですよね。

● 食べ過ぎれば、お腹の調子が悪くなる
● 飲み過ぎれば二日酔いになる
● 毎日運動すれば、シェイプアップして健康になる
● 頑張って勉強すれば、テストで良い点がとれる
● 毎日スキルアップの努力をすれば、その道の第一人者になれる
● 周りの人に親切にすれば、周りから親切にされる

原因があることには、必ず何かしらの結果なり縁につながっているものです。
このようなご時世でも、自分自身が今できることを、種を蒔いて善根を積んでいきましょう。
たとえすぐに結果がでなくても、必ずその報いは返ってきます。
というお話でした。

思い返してみると、昨年私自身はコロナの影響もあり
ギアチェンジして走り抜けたなと、実感しています。
学びにもお金や時間、沢山投資したし、多くの人たちとの出会いに飛び込んでいった。
意外と言われますが、人見知りの私にとっては大きなチャレンジでした。

毎年大晦日には
「この1年で〇〇が成長したな。」とか「〇〇な変化があったな。」とか
皆誰しも感じることがあると思うんです。
それは成長や変化=結果、その元となる原因=「種」が必ず蒔かれているんですね。

私も昨年は
自身のさらなるスキルアップの種に十分水をあげ、少しづつ芽生てきているところ。
今年は私自身の芽を育てながら、「デザイン」という部分で困っている方の
種蒔きから開花まで、その方の商品サービスの魅力・価値が伝わる広告ツールをデザインし
お手伝いさせていただきます。

もし、自身の商品サービスや想いを、何かしら形にしていきたい…
そんなことを少しでもお考えの方がいましたら、何も用意できていなくてもかまいません。
北林まで、メールをください。
あなたの「種」を見つけるところから一緒に始めましょう。

今年はますます精力的にお客様との関わりをつくり
デザイン制作や地域づくり、情報発信をしていきます。

今年もデザインソレイユ を、どうぞよろしくお願いいたします。

P.S.

「かるた」は一説によると、ポルトガル語で「手紙」や「カード」
「四角い紙」が語源で「ポルトガル式の48枚から構成されるトランプ」なんですって!

もう一説は、平安時代の貴族の遊びからはじまった「貝合わせ」。
元は『貝覆い』といって二枚貝のハマグリを使った遊びで1つの貝を2つに分けて
たくさんの貝の中から、ピタリと合う貝を探し出すものから、
のちに、貝の裏側に和歌や絵を描いてその内容に合う
もう一方の貝を探し出す『貝合わせ』という遊びになったと言われているそうです。

いずれにせよ、長い長い歴史があるもの。
シンプルで誰もが一緒にできる遊びだからこそ
歴史がい大きく変わる中でも長く受け継がれるんですね~^^

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