
相手に合わせた言葉遣い、専門用語に気をつけて
こんにちは。デザイナーの北林です。
新規のお客様とのやり取りで、意思疎通がなかなかできない1つの原因として
専門用語を使いすぎていたり、相手に合わせた言葉遣いができていない
ということがあります。
先日、とある農家さんから、ホームページを作りたいという相談をいただき
私もちょうど手一杯だったので、知り合いのWEBデザイナーにおつなぎしました。
農家の方は70歳近いおじいさん。
メールはおろか、パソコンにも慣れていない状態でしたが
最初の顔合わせ、打ち合わせは私も同席し、
仕事ができる評判のWEBデザイナーさんだったので、安心してお任せしていたのですが。
農家のおじいさんから
「WEBデザイナーから意味のわからないメールが届いたので見て欲しい、、、」
と相談がありました。
そのメールを読むと、内容はデザインのご提案だったのですが、書かれていた文章は
「ターゲットが好みそうな上質なデザインでトップにカテゴリーがあり、コンテンツが整理しやすくコンセプトが伝わりやすいと思います。」
・・・カタカナがたくさん並んでいました。
パソコンもメールもこれから、という70歳近い方にこの文章は外国語のような感覚だったことと思います。
このメールの内容を、北林は、
「買って欲しいお客さんが好きそうな、質のいい見栄えではじめに目次が見えてるから、内容もわかりやすくて〇〇さんの思いが伝わりやすいと思います。」ということですよ。
と、お伝えしました。
相手の理解度に言葉を合わせていくことは
お客様とのコミュニケーションを円滑に進めるためにも
すごく大事になってきますよね。
また、業界内では当たり前のように使っている専門用語を
そのままお客様に伝えても、全く通じない
ということもたくさんあります。
例えば、美容院で
「レイヤー強めにしときます?」と言われても、わからない人はわからない。
また、「レイヤーって何ですか?」と聞けない人もいます。
お客様の気持ちに共感することは、もちろん大事ですが
小学生にも伝わるような、思いやりのある言葉遣いを、心がけていきたいですよね。
私も常に気にかけていきたいと思います。