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工程や価値を見える化する

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工程や価値を見える化する

本当の価値をわかっていただくために、たいせつなこと

こんにちは。デザイナーの北林です。

突然ですが、先日3歳の娘がアニメの影響か
唐突に「竹馬やりたい」と言い出しました。
言い出したら聞かないところがあり、どうしても今すぐやりたいと。

近所の玩具屋さんのHPも調べてみたのですが、買いにいくより作った方が早いと
おじいちゃんが近所のホームセンターで木材を買ってきて
1時間程で作ってくれたんです。

できあがると、とても喜んで、勇んでチャレンジしたのですが
3歳にはとても難しく、すぐに嫌になってしまったんですが^^;;

前置きが長くなりましたが、何が言いたいかというと

ものがつくられる工程が見えることで
そのものの価値=値段に、納得できるようになる。

ということは、往々にしてあるということです。

先の例の「竹馬」は手作りなら、材料費と製作にかかる時間を見て
おじいちゃんが時給1,000円とすると、2,000円もかからずにできます。

対して、玩具屋さんの竹馬は、
アルミのパイプに足元には滑り止めもあり
高さ調節も簡単な、頑丈そうな造りで補助脚もついて、およそ3,500円。

内容を考えると3,500円って、決して高くないですよね。

他の業種で考えてみても、私のようなデザイナーは、値段の見える化が難しく
「デザイナーに頼むと高い」というイメージを持つ人が多い業種です。

例えば、一枚のチラシをつくるのに
打ち合わせ~デザイン~修正~完成までの工程だと、最低2~3日はかかります。

お客様の中でも、はじめ見積もりを出して
「デザイン料高すぎ。5,000円位でなんとかならないの?」
と言う人も、工程を説明すると納得してくれます^^;;

「その工程を考えると、その金額、納得です」

こう言っていただけると、自分もお客様も納得して
気持ちよくお取引できますよね。

工程や価値の見える化で
高額なものにもお客様が納得していただける工夫は
至る所でできると思います。

例えば、エステサロンでは

「当店は、〇〇産の希少なオーガニックオイルを使用しています」
「2時間かけて頭から足指の先までじっくりほぐし血行を良くしてから
全身のお肌のケアをして保湿します。」

飲食店では

「厳選された地元の新鮮野菜のみ使用しています」
「3日間かけて味を染み込ませ、炭火でじっくりと焼きます」

このような文言を

メニュー表やパンフレット、HPなどに敢えてうたい
希少性や手間隙をかけていることを見える化することで
適正料金であることを、暗にお伝えすることにもなるのです。

すぐに実践できることですので、ぜひお試しください。

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